Life! -Go where nobody goes-

2020年4月より国内ビジネススクールで勉強中。学習内容を中心に読書記録、徒然なる思いを記録するブログ

東京マラソン2013完走記

東京マラソン参加にあたってのテーマは記録と記憶の両方を狙う、でした。
記録はサブ4を目指し、記憶はJRAの騎手のKさんに借りたジョッキーウェアを借りての初めての仮装走に挑戦。
結果としては前者は未達成でしたが、後者は達成でした。

当日は7時に家を出発。フルマラソンにしては比較的余裕を持った出発。
ところが会場での大混雑もあり、荷物預けはギリギリ、トイレの大行列もできずに指定のHブロックの最後方に並ぶことになってしまいました。

天候は快晴でしたが北風が強くてとても寒く、スタートを待つ間は前日に買ったビニールポンチョが役に立ちました。
号砲から5分以上してスタート地点通過。
ただスタート直後からトイレ探しですが、どこも長蛇の列。ネットタイムだけを追求するのだったら指定ブロックからスタートするもなかったな、と思うも時すでに遅し。コース途中のトイレはどこもゆうに10分は待ちそうな状態。
トイレを探しつつ、市ヶ谷あたりで行列の見えないスポットを見つけると、何と地下鉄構内のトイレを使用するとのことです。急いで階段を駆け下り、待ち人も少なく用を済ませることができました。しかし階段の上り降りで確実に足は消耗したはず。そしてこのトイレ問題は2回目の日本橋あたりでも発生し、ここでも階段を上り降りする羽目になりました。

ランナー受付時に開催されていたランニングクリニックのコーチのアドバイス通り、前半は“レースをせずに”抑えめに走り続けました。前半の20kmは2時間強。サブ4を目指すにはちょっと抑えめすぎかなとも思いましたが、人も多く、これでも追い抜きで左右のフレが大きく、確実に普段よりもロスが多いはずです。NIKE+のガイドもコース表示よりもかなり早めの走行距離アナウンスが最後まで続きました。最終的には5kmくらいの誤差になってました。

走行中の意識はジョッキーの仮装に向いていたこともあり、沿道に近づいてみたり、離れてみたりを繰り返してしまいました。
普通のウェアで走るよりは確実に個人的な応援は多かったです。ただ本当に沿道の人気者になるためには大いに工夫の余地がありそうです。
ジョッキーの衣装に関しては、野太い応援が多かったように思います(それもそうですね)。
応援を受けるためには、誰にも分かりやすい、声を掛けやすい衣装が大切ですね。
スーツを着るにしても、ただスーツを着るだけでなく、タスキにサラリーマンと書く、など一手間掛けると、良いようです。簡単にできるのに、異様な人気を獲得してたのは「サラリーマン」でした。
色々工夫をこらした仮装がありましたが一番すごかったのはキリストですね。上半身は裸、裸足に巨大な十字架を背負って走っていました。「そこまでやるか!?」の思いと、沿道の「キリスト頑張れ!」の声援のおかしさに思わず噴き出してしまいました。

それにしても沿道いっぱいの大声援、所々の沿道で繰り広げられるパフォーマンス、そして東京の中心部を走りぬけられる本当に楽しさいっぱいの大会です。

レースは30kmまで抑えめにきたところタイムは3時間6分、少しペースアップを意識し始めました。
足に痛みはないものの、少しきつくなってきました。
東京マラソンの難所と言われる佃大橋の手前で高橋尚子さんが応援に立っており、思わずハイタッチして元気をもらいました。
佃大橋はサブ4の目標を見据え、軽快に登りきることができました。ところが佃大橋の下りを降りても思うようにペースが上げることができません。サブ4が無理と感じた段階で完全に失速してただ走るだけになってしまいました。

ただ、体は完全に疲れていましたが、沿道の沢山の声援、そしてこの1年をマラソンに例えて回想しつつ最後までしっかりと走り抜こう、という思いだけは切らさずにフィニッシュすることができました。

タイムは手元の時計で4時間23分。11月の富士山マラソンも下回ってしまいましたが、結果はともかく、準備までのプロセス、そして本番でもベストを尽くせたとの達成感でいっぱいです。

実際のレースでの走りについても自分なりに色々と改善の余地(コース取り、給水、栄養補給、ペース配分等々)はあることもわかりました。

参加者は36,000人、今年から世界の6大メジャーの仲間入りをしたそうです。
東京を挙げての一大イベントに参加できた幸せな1日でした。