Life! -Go where nobody goes-

2020年4月より国内ビジネススクールで勉強中。学習内容を中心に読書記録、徒然なる思いを記録するブログ

修論執筆記録

口頭試問を行ったのが1週間前。1年以上に渡るMBA卒業のための論文執筆を終えた。 指導教授にも大変恵まれ、自分としては納得感のある論文にすることができたと感じている。 論文タイトルは「経営者の両利きのメッセージが財務パフォーマンスに与える影響―統…

【読書メモ】良い戦略、悪い戦略

書名:良い戦略、悪い戦略 著者:リチャード・ルメルト 日本経済新聞社 2012 「戦略の大家」によるタイトル通りの内容の本。 目次の内容だけでも学びがある。 悪い戦略の特徴 ①空疎である 例:顧客中心の仲介業 ②重要な問題に取り組まない=誰もが気づいてい…

【読書メモ】両利きの経営

書名:両利きの経営 「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く 著者:チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン 出版:東洋経済新報社 2019年刊 日本では2010年代後半に入山章栄氏が広め、ビジネス界に定着した「両利きの経営」論。原題はLead the D…

激動の2020年を振り返る

激動の2020年が本日で終ろうとしている。公私共に1年前は想像もつかない激動の年だった。 1.外部環境 新型コロナウィルスにより世界中の人々が経済的、政治的な影響を大きく受けた。現在も未知の感染症との闘いが続いている。経済的には移動、イベント、外…

【メモ】企業変革力 Dynamic Capability(DC)の強化

以下は経済産業省の製造基盤白書(ものづくり白書)2020年度版からのまとめ ちなみに本白書は事例も豊富で、ビジネスの教科書として非常によくできている。 www.meti.go.jp Dyanamic Capability(以下、DC)はカリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネ…

【論文要約】両利きの組織文化をイノベーティブな行動につなぐ

論文名:Linking Ambidextrous Organizational Culture to Innovative Behavior: A Moderated Mediation Model of Psychological Empowerment and Transformational Leadership 両利きの組織文化をイノベーティブな行動につなげる:心理的エンパワーメントと…

インクルーシブ・リーダーシップ(論文要約)とバイデン新大統領誕生について

論文名: Inclusive leadership: Realizing positive outcomes through belongingness and being valued for uniqueness (インクルーシブ・リーダーシップ:帰属感とユニークさを認めることによる成果の実現) 著者:Amy E. Randela, Benjamin M. Galvinb, …

【読書メモ】「事業を創る人」の大研究

書名:「事業を創る人」の大研究 著者:田中聡、中原淳 出版:2018年 クロスメディア・パブリッシング 世の中にありそうでなく、かつ、自分の実務にも研究にも役立ちそうな本であった。 企業の内側から新規事業を創ることの難しさを、人と組織の側面で実証デ…

いつでも青春に返れる曲たち(洋楽編)

30年以上聴き続けた。 今でも体を揺らしたくなる曲たち。 Gun N' Roses - Sweet Child O' Mine Guns N' Roses - Sweet Child O' Mine (Official Music Video) REM - Whta's the frequency, Kenneth? R.E.M. - What's The Frequency, Kenneth? (Official Musi…

【読書メモ】マーケティング10の大罪 フィリップ・コトラー

書名:マーケティング10の大罪 著者:フィリップ・コトラー 2005年 東洋経済新報社 マーケティングの大家の15年前の主張が現在どれだけ有効なのか確認したく、本棚から引っ張り出した。 目次:マーケティング10個の罪 ①市場の定義が不明確で顧客主導になって…

【読書メモ】真実を見抜く分析力

書名:真実を見抜く分析力 著者:トーマス・H・ダベンポート 2014年 日経BP社刊 著者は「アナリティクス界のドラッカー」と称される人物。 統計やデータ分析の習得に取り組んでいる2020年夏。データサイエンティストになることは難しいと思うが、データ分析を…

【読書メモ】世界で最もイノベーティブな組織の作り方

書名:世界で最もイノベーティブな組織の作り方 著者:山口周 2013年 光文社新書 ・イノベーションは新参者から生まれる。 例:フィレンツェにおけるルネサンスの開花。メディチ家が多様な人材をフィレンツェに集めた。 ・聞き耳のリーダーシップを発揮して…

【読書メモ】統計学が最強の学問である-シリーズまとめて

書名:統計学が最強の学問である データ社会を生き抜くための武器と教養 著者:西内啓 出版:ダイヤモンド社 2013年刊 データ社会を生き抜くための武器と教養 2014年刊【実践編】データ分析のための思想と方法 2016年刊【ビジネス編】 データを利益を変える…

読書メモ コトラーのマーケティング4.0

書名:コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則 著者:フィリップ・コトラー+ヘルマワン・カルタジャヤ+イワン・セティアワン 訳者:藤井清美 発行:朝日新聞出版 2017年 原題は「Moving from traditional to Digital」。 デジタル時代…

なぜ人材育成が重要か?

リーダーとして常に心を配り、実行しなくてはらならないのは人を育てることである。 以下は私が人材育成が重要であると考える3つの理由である。 ①メンバーの仕事へのモチベーションや組織へのエンゲージメント ②次代のリーダー育成 ③組織の環境適応力の向上…

世界中の子供にワクワクする気持ちを

我が家の中2の息子。 まさに思春期真っ只中である。 先日の出来事。 生徒会役員としてユニセフの募金の呼びかけをすることになったらしい。 まず自分のお金から募金する。お小遣いの中で小銭としてあった51円を出すという。 募金にあたり、自分の想いも付け…

オムロン竹林ーさんの講話がすごく良かったという話

授業のゲストスピーカーとして登壇されたオムロンの竹林一さんのお話が大変面白かった。Zoomでの講和だったが、豪快さと繊細さを持ち合わせた人物像が伝わってきた。 マーケティングの授業でのイノベーションの起こし方がテーマだった。 まず、イノベーショ…

分かりやすい文章を書きたいあなたへ 上阪徹さんの文章術

月に1冊本を書き、ブックライターという肩書を作った上阪徹氏。 伝わる文章を書くコツは、事実・数字・エピソードを入れることだそうです。 上阪徹・小山龍介|在宅勤務時代の ライティングスキルー副業・自己表現 「素材」さえあれば文章は書ける。いい文章…

良きリーダーシップ・チームづくりを学べる映画

Amazon Primeで観た映画スポットライト。 2015年の アカデミー賞で作品賞・脚本賞を受賞した作品である。 監督:トム・マッカーシー 私がこの作品が好きなのは、良きリーダーシップと共に良きフォロワーシップを学べる映画であるから。 特に好きなシーンを2…

あなたのミッション・ビジョン・バリューを探すための本1

MBA在学期間って経営理論をしっかりと学ぶとともに、自分のミッション・ビジョン・バリューを確立する場でもあるのだと最近思うようになった。改めて、その類の名著を読み、自らのミッション・ヴィジョン・バリューの言語化に取り組んでみようと思う。 【読…

会社の業績は業界ではなく、経営資源で決まる! リソースベーストビューの考え方

【読書メモ】 企業戦略論 書名:企業戦略論【競争優位の構築と持続】 著者:ジェイ・B・バーニー 岡田正大訳 2003年 ダイヤモンド社 刊 経済学の研究では、業績を決定するモデルはSCPモデル「業界構造―企業行動―パフォーマンス(Structure- Conduct-Performa…

いつでも青春時代に帰れる曲たち

小沢健二 愛し愛されて生きているのさ~ラブリー~僕らが旅に出る理由~美しさ https://www.youtube.com/watch?v=3tb9wCHJh80 ブルーハーツ 青空 https://www.youtube.com/watch?v=3audfyUtczQ Dragon ash GRATEFUL DAYS https://www.youtube.com/watch?v=gF…

相手から望む行動を導き出すための6つのテクニック

アメリカの社会心理学者のロバート・C・チャルディーニ「影響力の武器」に基づいたアプローチでは「人を説得し、その人から望む行動を引き出すための武器」には6つのパターンが存在するとしている。 1.返報性(reciprocation) 受けた恩は返したくなる。 2…

リーダーシップ開発プラン

自身の理想とするリーダーシップスタイルは「サーバントリーダーシップ」で、ビジョンをしっかりと示しつつも、メンバーが自律的に動けるように支援することである。それゆえ、前述の自身の弱み、さらにはWith/ /Afterコロナへの対応、ひいては今後の自身の…

Life is a journey.

私の好きな言葉だ。 時々に色々な人やものごとに巡り合い、 歓び 怒り 悲しみ 様々な感情を抱くが、やがてはそのような感情も、 過去の出来事となる。 新しい体験や場所を求め、 経験は増やすことで少しはうまく対処できるように なることもあるが、また同じ…

MBA開始からちょうどひと月

コロナで授業開始が遅れ、初回の授業が4月30日だったので、 今日でちょうど1月経過したことになる。 コロナで外出自粛を余儀なくされなくなる中、このタイミングで 学びに没頭できて本当に良かったという、思いを強くしている。 今、起きている事実に対する…

モノを考える時のOS 3W1H

クリティカル・シンキング Waht 何が起きているか Where どこに問題があるか Why なぜ問題が起きているか How どのように解決するか What 最大の問題を特定することが最も難しい Where 問題箇所の特定する際にMECE を使う 営業グループ別 午前午後(時間) 年…

MBA 生活はいよいよ今週スタート

コロナ対応で授業開始は4月30 日にスライドし、先週金曜日に履修登録、土曜日にオンラインガイダンスが行われた。いよいよ、今週大学院生活が始まる。 明日には履修の抽選結果が判るため、場合によっては履修登録の修正が必要だ。 ガイダンスでは研究科委員…

節酒生活

先週火曜日から節酒生活を開始した。 先月末からの在宅生活で、夜の自宅での時間が長くなった。夕食時にいつものように食事と共に晩酌をしていると、せっかくの時間を有効に使えなくなってしまうからだ。 1週間のうち、お酒を飲んで良いのは土曜日だけとする…

2013年経団連タイムス 日本企業がグローバル化でつまずく要因

タイトル通りではあるが、今も問題は変わっていない。というよりも、課題を認識しながらも放置しているという意味では退歩しているかも。 1 もはや競争優位ではない「高品質」に対するこだわり 2 いわゆる「生態系」の構築ではなく、モノしか見てない視野狭…