Life! -Go where nobody goes-

2020年4月より国内ビジネススクールで勉強中。学習内容を中心に読書記録、徒然なる思いを記録するブログ

激動の2020年を振り返る

激動の2020年が本日で終ろうとしている。公私共に1年前は想像もつかない激動の年だった。

 

1.外部環境

新型コロナウィルスにより世界中の人々が経済的、政治的な影響を大きく受けた。現在も未知の感染症との闘いが続いている。経済的には移動、イベント、外食、旅行が制限され、関連業界を中心に現在も大打撃を受けている。

政治的にはアメリカではトランプからバイデンに年明けに政権が移る。世界の分断を助長してきた大統領は一期で終えることとなった。日本国内でも8年という長きにわたり政権を維持してきた安部氏が辞任した。どちらもエゴをむき出しに政権の私物化を図った点で、歴史に悪名を残すであろう。

2013年の招致決定以来、国を挙げて目標に掲げてきた東京オリンピックが延期となった。21年の夏の開催についても多くの国民は確信できていないであろう。私自身もスポーツの祭典を間近で体験できることができれば何と素晴らしいのだろうと思うが、安全・安心が担保されないのであれば、中止もやむを得ないというのが現在の心境である。

年末に提供をされ始めたワクチンが効果を発揮し、世界中に行き渡り、2021年内にこのパンデミックが終息することを願う。

一方でコロナはデジタル技術の浸透を早め、行政の規制、働き方、教育などに存在する数多くの悪しき既成概念を打破したことも事実である。コロナによって「リセット」されたルールを活かして、新しいゲームに乗れた組織が大きく成長する一方で、変化できない組織の淘汰が加速するであろう。

また、コロナの影響だけとは言えないが、世界で「リセット」されつつある考え方の一つに、「お金の価値」だけでなく「社会貢献の価値」がより重んじられるようになっていると思う。地球環境、貧困、多様性など、お金の論理だけでは解決できない問題について、新たなルールを策定し、国や組織を上げて取り組んでいく機運が芽生えていることを個人的には歓迎したい。

 

2.個人の環境変化

昨年より準備をしていた立教大学ビジネススクールRBS)に合格し、仕事と大学院を両立させることとなった。しかしコロナの影響により、入学のイベントはなく、授業開始時期は遅れ、全てオンラインに切り替わることとなった。私自身まだ一度もキャンパスに足を運んでおらず、同期とも一度も対面で会っていない。直接の交流はお預けとなったが、オンラインのメリットを生かし、多くの科目を履修することができ、大学院ならではの幅広い知識を得られた。そのおかげで情報戦略、ロジカルな思考・表現方法、タイムマネジメントなど、1年前の自分との違いを少しは実感できるようになった。

コロナで在宅ワークが始まり、自身の時間を作りやすくなり、かつ、自身のキャリアや組織の将来について考えなければならないタイミングで、本格的に学ぶ機会を得られて本当に良かったと思う。

大学院には様々な業界に所属し、向上心にあふれた仲間と出会い、オンラインでの交流は大いに刺激になった。また教員の皆様も情熱的に指導いただいた。特に、春学期に「リーダーシップ論」のA先生には授業後、複数回に渡り、個人的な職場での相談に対して親身に乗っていただき、感謝に堪えない。またテレビでもお馴染みのT先生の「努力は報われる」のメッセージは心に響いた。

仕事については、自身3回目の転職をすることとなり、11月16日より新たな職場で新たなミッションに励んでいる。昨年は取り組んでいた新規事業開発が大きく進み、20年度中のローンチを疑わなかったが、今年に入りプレッシャーにより人間関係が壊れ始め、政治的な足の引っ張り合いが始まり、コロナの影響も相まって、あえなくプロジェクト終結となった。この間、2月から9月にかけてはまさに挫折の半年であった。大学院という心の置き場がなければ、私は病んでいたであろう。

そんな中、「捨てる神あれば拾う神あり」を地でいくように、過去の経験を評価され、9月に現在の企業から声がけいただき、11月に転職することができた。チャレンジできるフィールドを与えられることがどんなに幸せかを実感している。今にしてみれば非常に貴重な挫折経験である。まさに我が座右の銘人間万事塞翁が馬」だ。

 

この先、世界の歴史は2020年が境界として語られるであろう。個人的にも2020年が人生の大きな節目となる年となった。

 

ここまで伊達に修羅場は踏んでいない。2021年も大胆に動こう。