Life! -Go where nobody goes-

2020年4月より国内ビジネススクールで勉強中。学習内容を中心に読書記録、徒然なる思いを記録するブログ

なぜ人材育成が重要か?

リーダーとして常に心を配り、実行しなくてはらならないのは人を育てることである。

以下は私が人材育成が重要であると考える3つの理由である。

 

①メンバーの仕事へのモチベーションや組織へのエンゲージメント

②次代のリーダー育成

③組織の環境適応力の向上

 

それぞれを解説する。

 

①メンバーの仕事へのモチベーションや組織へのエンゲージメント

メンバーにとっては、自身の望むキャリアや報酬が組織にいることで得られるかということが仕事へのモチベーションや組織へのエンゲージメントに大きく関わる。職務の幅やレベルを拡げるための挑戦機会を与えたり、日ごろの職務について、メンバーの人材育成の観点で適切なフィードバックをしたりすることは重要なリーダーの役割である。この役割がうまく果たせていないと、メンバーのモチベーション・エンゲージメントが下がり、生産性の低下、退職者の増加等を招くこととなる。

 

②次代のリーダー育成

リーダーの大切な役割は次のリーダーを育てることである。自身に代わるリーダーを育てない限り、現状の役割を担い続けざるを得ず、自身が次のステージに上がり、成長機会を得ることができなくなる。リーダー育成するためには積極的に権限移譲することが必要である。また、任せる範囲を明確にしてリスクを管理しつつ、それについては安易に口を出さず、裁量を与えることも重要である。このようにリーダーがリーダーを育てる仕組みができれば組織の経営に当事者意識を持った人材を多数生み出すことが可能になる。

 

③組織の環境適応力の向上

社会・技術・競合等の自社を取り巻く環境変化が激しい状況においては、組織全体としてビジネス環境に適合し続け、変化し続けることが求められる。そのためには、リーダー自身も含め、組織に属する全員が環境変化にアンテナを張り、適合の方法を探求することが必要である。リーダーが危機感を訴えても、メンバーが自律的に変化し、新しいビジネスを生み出せなければ組織は生存できない。このようにメンバーが自律的にマインドやスキルを高められるような組織風土を作ることが人材育成の重要な点である。