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2020年4月より国内ビジネススクールで勉強中。学習内容を中心に読書記録、徒然なる思いを記録するブログ

AI開発の歴史と今後の展望

ここ数年でAIはすっかり日常語として定着した。

AIに人間の労働が代替されるという議論もし尽くされた感がある。

ただ、今後、AIに何ができて何ができないか、明確にはわかって

いないことに気が付いた。そこで、AIの発展の歴史を紐解くことで、

人間の知能とAIの得意な領域について整理してみよう。

 

 

 

第1次AIブーム

1950年代〜1960年代

探索・推論-考えるスピード

コンピューターに「探索・推論」させることによって、問題を解かせる

研究が進んだ。1956年の「ダートマス会議」で初めて「人工知能」という

概念が認識された。

→現実の問題を解くことは難しく、「トイ・プロブレム」しか解けない

ことが明らかになり、失望されることに。1970年~冬の時代。

 

第2次AIブーム

1980年代 

知識

コンピューターに「知識」を入れるアプローチで研究が行われた。「エキスパートシステム」という専門分野(医療診断、有機化合物の特定、etc)の知識を

取り込むことで、推論を可能にした。

→常識レベルの知識(オントロジー)をコンピュータに理解させる

ことの壁。1995年~再び冬の時代。

 

第3次ブーム

2015年~

機械学習ディープラーニング

データから学習。WEB/ビッグデータの広がり。

 

機械学習-分類

教師あり学習(入力とそれに対応するべき出力ラベルの出力関数を生成)

教師なし学習(入力のみからモデルを構築。クラスタリングや相関ルール抽出)

人間が現実世界の対象物を観察し、「どこに注目」するかを見ぬき( 特徴量
を取り出して)、モデルを構築。モデル化は人間が行う(最大の問題)。

 

Deep Learning(50年来のブレイクスルー)

データをもとに、どこに注目すべきかという「特徴量」が自動的に獲得。

Auto-encoder-出力を入力と全く同じにしたニューラルネットワーク

人間の視神経に近い。

運動の習熟:ディープラーニング強化学習が実世界へ。

 

今後の発展

認識から、「行動」、「言語」へ。

2022 家事・介護

2025 翻訳

2030 教育

前倒しの可能性大。

 

 

参考資料

東京大学 松尾豊(第1回:人工知能䛾概要とディープラーニングの意義)

http://ymatsuo.com/DL.pdf