感度と特異度
孫さんが100万人提供するTweetし、医療崩壊を招くと猛反発に合い、
すぐに引っ込めたPCR検査。そもそも検査というものは100%正確な
結果が出せるとは限らない(偽陽性、偽陰性の発生)ことを社会的に
認知させる必要があるだとう。
医療統計の世界では「感度」と「特異度」という、陽性・陰性を
判定度に関して算出するための計算式がある。
疾病あり | 疾病なし | ||
陽性 | 70 | 20 | 90 |
陰性 | 30 | 80 | 110 |
100 | 100 |
この場合、
「感度」とは「疾病あり」から正しく陽性となる割合。
上記であれば、70%。30人は偽陰性。
「特異度」とは「疾病なし」から正しく陰性となる割合。
上記であれば、80%。20人は偽陽性。
PCR検査の感度は、現段階では発表されていない。
ちなみに検査を繰り返しても「感度」は上がらない。
上がるのは「陽性的中立」である。
なお、この考え方を応用して、複数の集団からなる大規模データの
判定のカットラインを決めることに応用できる。