総社市災害復旧ボランティア
西日本豪雨で大きな被害を受けた真備・総社。
どちらも以前の仕事で大きく関わり、地域の小中学校には何度も足を運んだ。今回の被災の様子をテレビで見るにつけ、自分で力になれることであれば貢献したいと思い、夏休みで妻の実家に滞在の機会でボランティアに参加しようと考えていた。
ボランティアは自己完結することが大切という。勝手が分からないながらも事前に作業用長靴・軍手等、また水分、食事も買い込み、自分なりに準備は整えた。
出る前に5時半起きで作ってくれたおにぎりを受け取った。「ボランティアを支えるボランティアだから」とはイイこと言うね、我が妻よ。
バスで岡山に7時前に到着したが30分以上総社までの電車はない。8時の集合時間に間に合うか不安。伯備線に乗り、昔通い慣れた倉敷、清音経由で総社へ。懐かしい風景だ。今日は薄曇りで激しく暑くはなさそう。少し安心。暑くて自分が熱中症になることだけは避けたい。
8時過ぎ 総社市役所到着。受付は9時かららしい。事前連絡と違うが細かいことは気にしないことにする。今はまだ被災の痕跡を目にしていないので実感が湧かないが、頭に浮かぶのはかつて総社市に絡んだ仕事で苦労したプロセスのことばかり。ここで仕事人として成長させてもらったのだと心底思う。
社会福祉協議会のスタッフの説明が始まり、自分は民家の裏庭の山が崩れた土砂の運び出しをすることになった。ひたすら土のう袋に土を詰め込み、運び出し出す作業を約4時間。男ばかり16人で取り掛かった。
家を部分的に破壊した土砂は大量にある上、土に岩や根っこが混ざりスコップが入っていかない。作業体勢も悪い。そして何より35℃以上ある暑さ。こまめに水分を補給と休憩は入れつつも、時間の経過とともに参加者全員疲労が色濃くなってゆく。
最後は熱中症にならないよう、無理をしないことだけを気にしながら、今日の作業を終えた。
遠く福岡県や愛知県からも駆けつけてきた方もいた。自分同様、今回がボランティア初参加という方も何人もいた。皆んなゆっくりするくらいなら少しでも役立ちたいという気持ちを持った方ばかりだったように感じた。
今日は本当に疲れた。でも夕食のビールが最高に旨いに違いない。