ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る
Forbes誌で世界第4位の長者とされ、最近ではフランスからベルギーに国籍を移すことを示唆して話題のフランス人経営者。
ヴィトン、クリスチャンディオールなど世界の名だたるブランドを手中に収め、世界最強のブランド帝国を短期間で築き上げた人物です。
表だった発言が少ない人物とのことですが、根っからのビジネス好きと面と、芸術愛好家、教養人、思慮深いが同居していることが発言から分かります。
企業の透明性を重視し、ブランド企業を上場させながら、アメリカ的なグルーバル資本主義とも一線を画そうとしていることも窺われます。
以下、引用です。
・高品質、創造性、ブランド・イメージ、企業精神、絶えず自問し最高を目指す意欲。この五つが、グループ全体を司る哲学の基礎となっています。
・ブランド・ビジネスにおける創造性はマーケティングに優先します。経営意識が先行すると満足な成果は得られません。
・これからの時代、精神的な充実を求める声が一段と高まり、物質主義は後退するでしょう。
・企業の成功は非合理性と合理性の両方を働かせ、この非合理性を経済的効果に変える能力にかかってます。この水と火の二律背反から、心を奪われるような変化が生まれるのです。
- 作者: ベルナール・アルノー
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2003/01/15
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