Life! -Go where nobody goes-

2020年4月より国内ビジネススクールで勉強中。学習内容を中心に読書記録、徒然なる思いを記録するブログ

ソーシャルイノベーションの探求

複雑化した世界で社会の問題を解決するためには、人間の意識・無意識の構造を理解した上で深い変化を起こす必要があるとする探求が90年代のアメリカの経営学者の間で立ち上がった。 ピーター・センゲ「学習する組織」(1990年) 「システム思考」では、社会で…

組織戦略本1 組織能力のハイブリッド戦略(高木晴夫)

しばらく組織戦略論についての本を集中的に読んことにする。 まずは、「組織能力のハイブリッド戦略」 高木晴夫著 2012年 ダイヤモンド社刊 著者の高木氏は慶應MBAなどで教鞭を取り、日本国内のケースメソッドの第一人者。 https://amzn.to/2TKDhI2 日本企業…

シン・ゴジラの風刺は鋭い

シン・ゴジラ 2016年 庵野秀明監督作品 公開時にも話題になっていたが、当時は映画から離れた生活を送っていたため、今になってアマゾン・プライムで視聴。 個人的にこの作品の秀逸だと感じたシーンは冒頭部の巨体生物への政治家・官僚・学者の狼狽した様子…

哲学はじわじわと効く

私は大学で哲学を専攻した。 20年以上、その学びの内容の役立ちを感じることはなかった。むしろ、実用性からかけ離れた内容であることに価値があると思っていた。 またある時は法律や会計など社会で求められる知識・技能を大学時代に身につけた方が良かった…

外国語習得こそ科学的なアプローチが必要

外国語学習の科学 白井恭弘 岩波新書 ◾️本書で書かれていること 言語学,心理学,認知科学などの研究成果を使うことで言語習得の効率を高められる。 意味理解を伴った大量のインプットと少量アウトプットを組み合わせるのが効果的である。その際、自分の興味…

辺野古は沖縄だけの問題ではない

週末の県民投票で反対票が70%超となった。 沖縄県民の民意としては辺野古移設反対であることが明確になった。 それにも関わらず政府は土砂埋め立てを続け、移設を既成事実化しようとしている。普天間の負担軽減と辺野古移設はワンセットではない。 本来一度…

イントゥ・ザ・ストーム

2014年 スティーブン・クォーレ監督作品。 ディザスター映画というジャンルがあるのを初めて知った。竜巻を追って撮影することを生業とするチームが、空前の規模の竜巻と遭遇する。ある家族との偶然の関わりがストーリーのベースとなり、次から次に押し寄せ…

経営学がビジネスに役立つことが実感できる本

ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学 入山章栄 2015年 日経BP https://amzn.to/2I3syYB 著者の入山氏は現在は早稲田大学ビジネススクール准教授。朝のラジオ番組にもレギュラー出演しており、今をときめく経営学者。 本の発刊時はタイトルからは…

ペンタゴン・ペーパーズを観よ

アマゾンプライムで通勤鑑賞。 2017年 S.スピルバーグ監督作品 トム・ハンクス、メリル・ストリープ主演 国務長官マクマナマンによって指示されたものの国家機密として明かされていなかったベトナム戦争の報告文書の存在がNY・タイムズによって暴かれる。同…

オリバー・ストーン「スノーデン」

アマゾンプライムで通勤電車にて鑑賞。 2016年オリバー・ストーン監督作品。 現在はロシアに住んでいるスノーデン氏の入隊からアメリカ国家安全保障局(NSA)、CIA勤務を経て2013年に政府機関による個人情報収集を内部告発するまでの実話に基づく映画。 PRISM…

コミュニケーションの真髄は深層対話力ー仕事の技法

2016年 講談社現代新書 田坂広志著 「仕事の技法とは対話の技法であり、表層対話に留まらず、深層対話の技法を身に付けることが仕事力を飛躍的に高めることにつながる」というのが本書のエッセンスである。 深層対話力とは相手の本音や真意を感じ取る力であ…

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

2016年 文春新書 井上智洋著 AIと雇用に関しては様々な見解がある。私も将来的に無関係でいられない世代であろう。2017年に話題になった新書であるが、遅ればせながら私も読んでみた。 新進気鋭の学者と呼ぶに相応しく、内容は豊富な知識に基づいており、主…

GMT-MASTER Ⅱ

この時計を買ったのは2000年くらいだったと思う。当時社会人4年目、会社で働き続けることに将来的な展望を見出せず、恋人とも別れ、資格の勉強に精を出したりもしたけど合格できず、仕事もプライベートも充実していなかったサラリーマンだった。 せめていい…

未来予測することの大切さを教えてくれる本 ジャック・アタリ 文明論講義

ユダヤ系フランス人の思想家・経済学者にてミッテラン大統領の特別補佐官や欧州開発銀行の初代総裁を務め、欧州最高の知性と称されるジャック・アタリ。 2016年 ちくま学芸文庫。 権力の歴史は未来を見通す力を獲得することと同義と言っても良い。人類は予言…

エリン・メイヤー 異文化理解力 外国人と働く人の必読書

2015年 英治出版 私も日本の多国籍からなるメンバーがいる職場で働いた経験があるが、当時のストレスや衝突を本書を読んでいれば回避することもできたのではないかと思う。 本書によれば、国や地域よって歴史的に育まれた文化的な相違があり、これらを理解し…

総社市災害復旧ボランティア

西日本豪雨で大きな被害を受けた真備・総社。 どちらも以前の仕事で大きく関わり、地域の小中学校には何度も足を運んだ。今回の被災の様子をテレビで見るにつけ、自分で力になれることであれば貢献したいと思い、夏休みで妻の実家に滞在の機会でボランティア…

0ベース思考 バイアスをゼロにしてアプローチする思考法

スティーブン・レビット/スティーブン・ダブナー ダイアモンド社 2015年刊 原題はThink like a freak.「変人のように考える」ってこと。世の中で当たり前に思われていること(バイアス)を捨て去り、ゼロベースで考えることのが、問題を解決するために必要なア…

マイルール

家族を大切にする 人の良い面を観る 人に媚びない 学び続ける 義理・人情・恩返しを大切にする 食べ物を粗末にしない 清潔を保つ 良い姿勢を保つ 歯磨きを欠かさない 時間を守る 怒りを露わにしない 適度な運動を続ける ユーモアのセンスを高める 若い人の意…

HARD THINGS シリコンバレーの生き字引による指南書

ベン・ホロウィッツ著 2015年 日経BP社刊 ありきたりかもしれないないけど本当に大事なの二つの教え。 過去ではなく、今に集中する 人・製品・利益の順が大切にすべき優先順位である

0→1 ピーター・ティール

2014年 NHK 出版 帯の著者紹介:YouTube,テスラモーター,LinkedIn,スペースX, Yelp, Yammer 起業家集団の中心人物 米PayPalマフィア。 ビジネスのみならず、歴史、哲学、文化への深い洞察もスタンフォード大学起業講義録。 新たなビジネスを立ち上げるための…

P.F.ドラッカー 経営者の条件

本棚から引っ張り出し、久々に読んだ。過去に読んだ時も色々とマークがしてあった。まさに読む度に発見がある本だ。 ・序章より 成果をあげるための八つの習慣 1.なされるべきことを考える 2.組織のことを考える 3.アクションプランをつくる 4.意思決定を行…

僕が20歳だったらしたいこと

今、学生に戻れるなら… 世界旅行で五大陸制覇 アルバイトでマネージメントスキル 英会話の勉強 筋トレ 司馬遼太郎読破 起業 をしたい。 当時やったことで満足できることは 映画を年100本観た 太宰・プルースト・ドストエフスキー・漱石・大江・村上春樹はほ…

突然人生100年時代が当然のごとく

Life Shift 著者 リンダ・グラッドン、アンドリュー・スコット 出版社 東洋経済新報社 刊行 2016.10 2017年生まれた人は107歳まで生きる確率は50%?! つい最近までほとんどの人は人は80歳くらいまで生きれば長生きな方で100歳まで生きることを前提にして生き…

ハーバード流リーダシップ論の王道 『最難関のリーダーシップ』

著者;ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー 出版社;英治出版 2017年9月 NHKで放映された『ハーバード白熱教室』のハイフェッツ教授によるリーダシップ論。放映されたワークショップはYouTubeでも観ることができる。 日本の経営者の「我がリー…

新しくリーダーになる人に読んで欲しい 『90日で成果を出すリーダー』

ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー マイケル・ワトキンス著。翔泳社 2014刊。 新たに組織のリーダーになった時には最初の90日が非常に大切。この期間を乗り越えるための大切な教えが詰まっている。 1.新しい任務に合わせて思考回路を切…

鞄選びで悩む人におすすめ COACH トートバッグ

2018最初の大きめの買い物として、仕事用の鞄を購入しました。 決めていた条件は ・トートバッグ ・一泊程度の出張荷物を収容 ・自立する固さ ・黒革 ・外側ポケットあり でした。 これまでは合皮のトートバッグを使っていたので、そのお手軽さは捨てがたい…

マラソン大会沿道ラン

1月中旬、京都で全国女子駅伝を偶然にも生で観戦し、衝動的にトップランナーと並走してテレビに映るという体験をしました。 1月28日に大阪国際女子マラソンが開催されることを知り、またあの楽しさを再現したくなってしまいました。 朝寝が長くなりすぎ、…

バチェラーにハマった

寝られない夜にアマゾン プライム ビデオのバチェラーを見始めたところ、見事にハマってしまい、3日でほぼ全編通して観てしまった。 20人から究極の美女を1人選ぶと言う荒唐無稽な設定だが、ゴージャスな雰囲気、表の展開と出演者のコメントを組み合わせな…

2018年1月

このblogを前に書いていたのは2013年。 5年間本当に多くの変化があった。 会社では3回の異動があった。 激しいプレッシャーを受ける時期もあったし、成功、失敗も沢山経験した。 今は単身赴任で大阪に来て1年が経とうとしている。 2017年から2018年にかけて…

ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る

Forbes誌で世界第4位の長者とされ、最近ではフランスからベルギーに国籍を移すことを示唆して話題のフランス人経営者。 ヴィトン、クリスチャンディオールなど世界の名だたるブランドを手中に収め、世界最強のブランド帝国を短期間で築き上げた人物です。表…